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2019年3月 4日 (月)

図書委員便り(2月号)

図書委員便り(2月号)

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 2019年を迎えたと思っていたら早いものでもう2月ですね。

 先日、教室から雪が降っていたのを見ました。しかし寒い中にも春が近づいているのを肌で感じます。今月の図書委員便りは国語科のS先生と、2年生と1年生の図書委員におすすめの本を紹介してもらいました。

 それでは国語科S先生によるおすすめの本を紹介します。

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『暗幕のゲルニカ』 原田マハ 著 新潮文庫

  スペインの画家ピカソが、1937年に「ゲルニカ」を描いた経緯(当時スペインは内戦中で、無差別爆撃を受けた都市ゲルニカをモチーフにパリ万博に展示する壁画として描かれたものです)が物語として進行する一方で、現代の日本人キュレーター(美術館の展示企画などをする人)が、いわくつきの「ゲルニカ」をMOMAに呼ぶストーリーとが平行して複層的に描かれています。
 史実と創作が混ざり合い、最後はミステリー的な要素も加わって、最後まで飽きずに読み進められます。

 原田マハさんは他にも『楽園のカンヴァス』や『シヴェルニーの食卓』など美術作品に焦点をあてたものを書いています。単なる一枚の絵の中にドラマがあり、芸術家特有の空気感を味わえるところが醍醐味だと思います。
 美術に興味のある人はもちろん、あまり知らないという人にもおすすめです。 

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今号は、2月にぴったりな恋愛物語を……1年生と2年生におすすめ本を紹介してもらいました。

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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』
七月隆文 著 宝島文庫

 大学に行く電車の中、高寿は同じ車両に乗っていた女性、愛美と出会います。一目ぼれした高寿は、同じ駅で降りた愛美に告白し、交際します。そしてたくさんのデートを重ねました。ある日、高寿はデートの帰り、愛美の忘れ物のメモ帳を見つけました。メモ帳にはその日付より前の日にちの日記がずらりと書いてありました。
 その真相とは…?大切な人を失った時の気持ちがよく分かるお話です。〔1年2組〕  

    

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 京都の美大に通う学生の南山高寿は、通学電車の中で出逢った福寿愛美に一目惚れをし、意を決して声をかけて交際を始めた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、大きな秘密が隠されていた。奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘く切ない恋愛小説です。
 このお話は恋愛好きな人にはぴったりの小説だと思います。そして本が苦手な人でも、映画化もされていて読みやすいです。
 彼女の秘密を知った時、きっと最初から読み返したくなると思います。図書室にあるのでぜひ読んでみてください!〔2年1組〕

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『君の膵臓をたべたい』 
住野よる 著 双葉文庫

 君の膵臓を食べたいと誰かに言われたら、皆さんはどきっとするのではないでしょうか。この本のタイトルを初めて見たとき、怖い内容かと思いました。でも読み進めていくうちに、昔の人はどこか悪いところがあるとほかの動物のその部分を食べた、という言い伝えがあると語っている部分がありました。
 主人公のクラスメートが膵臓の病に冒されていて、余命が短い中で言った言葉でした。そんな中、思春期を精一杯生きようとした高校生の女の子の日常を描いています。お時間があれば読んでみてください。〔2年1組〕

☆今回書いてくれた1、2年生の図書委員のおすすめ図書は、偶然2人が同じ作品を選んでいました。図書室でも上記2作品は貸出の多い人気作品です。図書委員便りでも度々登場します。まだお読みではない方は是非どうぞ。

☆今月の担当者4年1組の図書委員からおすすめの1冊☆

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『ポイズンドーター・ホーリーマザー』
湊かなえ 著 光文社文庫

 独善的な主人公たちが登場する短編集。特に「アイディアレスト」の主人公が私は好きです。理不尽な扱いに怒りこそすれ、聞き入れてもらえない、その想像力の豊かさゆえにもたらされる結末は、もう一度初めから読み直したくなることは、まちがいないでしょう。
 読めば読むほど、自分の深淵をのぞき込み、とらわれたような気分になります。〔4-1 S〕

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『ガラスの大エレベーター』
ロアルド・ダール 著 評論社

 この作品は映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作本の続編の作品になります。
 工場長ウォンカによってガラスの大エレベーターに乗せられているチャーリー一家。しかし向かう先は工場ではなく、なんと宇宙。そしてそこにあったのは巨大な宇宙ホテル。しかも中にいたのは害獣クニッド。
 ハラハラドキドキが止まらない、ダールさんらしい物語です。〔4-1 N〕

 

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☆Do you know about …☆

 2月と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?やはりバレンタインが浮かぶのでしょうか。今回はそんなバレンタインに配られるチョコレート、そしてバレンタインの歴史についてご紹介します。

 バレンタインデーの歴史はローマ帝国時代にさかのぼります。当時2月14日は、ローマ神話で家庭と結婚の女神とされているユーノーの祝日でした。その日は翌日にある豊穣を祈る祭りのために籤(くじ)を引いてパートナーを決めるための日。そのまま恋をして婚姻に発展することがほとんどだったようです。

 そんな中、時のローマ皇帝は愛する人を心配して士気が下がるのを懸念し、兵士の婚姻を禁止しました。その時キリスト教司祭であるヴァレンタインが、婚姻を禁止された兵士を哀れみ、秘密裏に結婚式を行いました。しかしその事が皇帝の耳に入り、紆余曲折の末、ヴァレンタインは2月14日に処刑されました。それ故、彼への感謝等を込め、祭日となり、恋人たちの日に派生したそうです。

 さて、そんなヴァレンタインが恋人たちを憂いて産み出された祭日に、日本で配られるチョコレート。こちらにも様々な歴史があります。
 チョコレートの始まりをたどるとなんと紀元前2000年頃までさかのぼれます!中央アメリカにおいて嗜好品や薬用として珍重され、貨幣として使用された事さえあります。当時は固形ではなく液体で、唐辛子などを入れるのが一般的だったそうです。
 カカオはコロンブスによってヨーロッパへ持ち込まれ、やがて中央アメリカ諸国を滅ぼしたスペイン人にも好まれるようになりました。そして彼らを通じヨーロッパに広く広がり、その過程でスペイン人は、カカオの苦味を打ち消すために唐辛子ではなく、代わりに砂糖を入れるようになりました。
 当初薬として扱われたカカオ(チョコレート)は、砂糖を入れたことによって嗜好品へと姿を変えていきました。17世紀頃には王侯貴族や富裕層にとって贅沢な飲み物として受け入れられていました。
 19世紀に入るまでチョコレートは飲み物でしたが、技術革新が次々と起こり現在の形が成立しました。1828年、オランダのバン・ホーテンがココアパウダーとココアバターに分離する製法や苦味を和らげる方法を確立し、1847年にイギリスのジョセフ・フライが固形チョコレートを発明しました。更に1879年にはスイスのロドリフ・リンツの開発したコンツェにより、ざらざらしていたチョコレートは滑らかな口当たりになりました。これらの発明により固形チョコレートは、ココアに代わったカカオの利用法のメインとなったのです。

 いかがでしたか?このように歴史を知ると数多くの人によって現在のバレンタインデーが作り上げられたことがわかると思います。様々な行事の歴史について調べ、知識を深めてみるのはどうでしょうか。

 作成者 4-1図書委員

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