神奈川県横浜市の私立中学校・高等学校【横浜富士見丘学園 中学校・高等学校】

横浜富士見丘学園 中等教育学校 中学校・高等学校

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2017年6月15日 (木)

【校長室便り】「YFG100 21世紀型女子教育」 創立100周年に向けて 横浜富士見丘学園(YFG)の挑戦

                                         横浜富士見丘学園中等教育学校 校長 澁谷一郎

「YFG100 21世紀型女子教育」~創立100周年に向けて 横浜富士見丘学園(YFG)の挑戦

本校は、2023年の創立100周年に向けて「YFG100構想―21世紀型女子教育―」計画をスタートしました。

そして、2018年4月より新たに、「横浜富士見丘学園中学校」と「横浜富士見丘学園高等学校」を開設することとなりました。中等教育学校での経験を活かし、理系女子など未来に目を向けた一歩前進した高大連携の女子教育に邁進します。 

これまで、時代の変化を常に感じながら、子供たちの未来に目を向けて、子供たちに「今、何を伝えなければならないか」を考え、教育活動に取り組んできました。それは、94年間培ってきた富士見丘学園のよき伝統の上に、「新しい創造的な教育」を積み上げる仕事です。

時代は進み、P.Fドラッカーも述べるように、知識社会の到来は「男女共同参画社会」を生みつつあります。そして、今日の、グローバル化した社会と、ITの高度に進んだAI時代において、多種多様な新しい職業も生まれようとしている時代を迎えました。これは、女性の活躍の場が質量ともに拡大し、多くの分野で女性の進出を望んでいると言えます。

これからの女子教育は、女性としての特性を生かし更に各自の個性を生かし社会に出て役割を果たせる教育が必要です。そこで、本校では女性にスポットライトを当てた、女子校らしい女子のための教育改革を目指しております。すなわち、「大きな夢を抱き、国際的な視野を持ち、自ら問題解決を行うことができる、豊かでしなやかな発想・創造力を持つ女性」「将来、社会や地域において他者に対する共感力を持って活躍し、自分自身が未来を幸せに生き抜く力を持つ女性」を育成する教育を目指します。

本校が目指す教育改革は、4つの教育プログラムから構成され、それを実現するための2つのサポート体制の整備から成っています。

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《4つの教育プログラム》

1 積極的学習への転換(自主的な学習習慣の指導と学習サポート環境の整備)
 これからの創造社会で必要な学習方法は、受け身の学習ではなく、「目的を持って自ら学ぶ積極的な学習」です。本校では、まず1年・2年に「チューター制」を導入し、生活習慣・学習習慣を身に付けることから始めます。そして、進路目標(夢)を持ち、将来設計のための積極的な学習ができるように指導します。
 生徒の積極的な学習を支えるために、「自習室の完備」、「理数フェロー制度の導入」、「英語特別講座の開設」等、学習し易い環境を作り、さらに「進路カウンセラー」、「英語GDO 室の設置(国際人材育成室)」等、生徒が個々に相談できる体制も作りました。
 また、自由に参加できる「英検・GTEC講習」や「英語発音クリニック」なども用意しました。

2 数学・理科教育の充実(リベラルアーツ教育)
 エネルギー問題や環境問題など、地球が抱えるさまざまな問題の解決には、専門的な知識だけでなく、幅広い分野の知識や経験が必要になります。これからは、「文理融合」の利点を再認識する必要があり、理系科目にも力を注ぎ、論理的な考え方や科学的な探求心を養い、すべての教科への興味関心や学習意欲を引き出さねばなりません。
 そこで、自然科学と人文科学の総合・横断的な思考能力を養い、地球規模で物事を考えられる人材育成を推進するために、「グローバル&サイエンスクラス」を立ち上げました。GMARCHレベル以上の大学合格を志す生徒と、理系分野の進学を志す生徒から成るクラスです。2年次、3年次は文系・理系の進路に対応したカリキュラムを導入し受験に対応します。理系分野において、女子への期待、最近大きく膨らんでくることへの対応です。

3 グローバル教育(英語教育・国際交流教育(海外体験)の充実・高い英会話力の獲得とコミュニケーションスキルの習得)
 グローバル社会に欠かせないコミュニケーションスキルとしての英会話を、中3までに日常会話レベルを習得することを目標に、プログラムを作成しました。
 ネイティブ副担任による日々の学園生活の中で、英語を「聞く・話す」ことや、「英語でクッキング」など英語での授業展開、「イングリッシュ・レシテーション・コンテスト」、「イングリッシュ・スピーチ・コンテスト」、「スカイプ英会話」、また留学生との交流など、英語漬け、英語に触れる時間を多く持つことで、自然に英語に親しみ、習得できるようにします。
 また、異文化理解・異文化交流をテーマとした、体験型の海外研修や、短期留学の英語漬けのプログラムにより、一歩高いレベルの経験をもとに英語に興味関心が育ち、生徒の将来の選択の一助になると考えます。

4 問題解決能力と社会的スキル(ジェネリックスキル)の習得
 女子の高いステージでの社会参加を目的とした新しい女子教育は、これからの社会の要請、変化の予見に見合った教育です。将来の社会の変化を見据えて、生徒が未来を幸せに生きることが出来る女子教育が、富士見丘学園の新たに目指す女子教育です。
 本校では、「課題探究型・体験型学習」を、アクティブラーニングの手法を取り入れて行うことで、「思考する・判断する・表現する」経験を繰り返し、集団の中で自分を生かすことを学んでいきます。自己肯定感を育てて、自らの幸せな将来設計ができる生徒として、未来を幸せに生き抜くための一生涯役に立つ社会的スキル「ジェネリックスキル」を身に付けます。

●社会的スキル(ジェネリックスキル)
 ① 人間関係形成・社会形成能力
 ② 自己理解・自己管理能力
 ③ 課題対応能力
 ④ キャリアプランニング能力

 《教育プログラムを支える2つのサポート体制》
1 地域社会や企業との連携
 地元の企業・商店・社会福祉施設などの公共団体等の地域諸団体や企業などと連携し、実社会での生きた学習体験を通じて多くのことを学びます。学校外から新鮮な刺激を受けることで、自分を知る機会にもなります。
 地域の方との交流を通じて行う中2の地域研究、企業からの課題を研究する4年のクエストカップや、地域や行政が主催するセミナーでのパネラー担当など、学校内だけでは限界がある生徒が活躍する場を、多く用意することが可能になります。

2 大学との連携
 「アドバイザリーボード委員会」を立ち上げて、大学の先生との研究や意見交換を図り、井の中の蛙にならぬよう教職委員も視野を広くして、時代の要請に即した新しい女子教育を構築します。また実際の教育に当たっては、大学の先生による授業や、大学の講義の聴講、大学の先生による講演や実験など、高いレベルの経験を生徒に提供することで、興味関心を呼び起こし、進路決定にも大いに役立つと考えています。

●女子を伸ばす指導法
教員間でこの指導法を共有して指導に当たり、本校の教育目標達成をより確実なものにしています。
 ① 「全体指導(ガイダンス)」と「個別指導(カウンセリング)」
 ② 「説得」ではなく「納得」
 ③ 「先生が教える・与える」ではなく「自分で学ぶ・選ぶ」(=積極的学習)
 ④ 「叱る」より「ほめる」「認める」
 ⑤ 「批判」より「受容」
 ⑥ 「勝ち負け」より「皆で守る・助ける」(=建学の精神)
 ⑦ 「奉仕」「倫理的価値」に共感(=建学の精神)
 ⑧ 「自尊心」を尊重
 ⑨ 身近なモデルがいると自分も頑張れる
 ⑩ その気になれば、自分で伸びる

●リベラルアーツ
 専門分野を教えながら、その専門へのアプローチを学際的に行う「新リベラルアーツ」である。
 近年、社会で要請されている知識は、「理系」「文系」の枠に収まらないものが増えている。また同じ文系にしても、様々な専門分野を融合した能力が求められる職業も増えている。理系の知識も文系の知識も学ぶ文理融合系や、学際系の学部が生まれている理由である。一つのテーマを、複数の学問的(学際的)な視点から学ぶなど、一つの専門領域を深く学びつつ、それを支える複数の学問領域を学ぶという考えで運営される学部である。

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